「数という漢字の旧字は何だろう?」
「『數』という漢字を見かけたけれど、何と読むの?」
昔の本や古い看板などを見ていると、普段はあまり見かけない漢字に出会うことがありますよね。
結論からいうと、「数」の旧字は「數」です。
見た目は少し複雑ですが、現在使われている「数」と基本的な読み方や意味は共通しています。
この記事では、「數」の読み方や意味をはじめ、「数」との違い、漢字の成り立ち、パソコンやスマホでの出し方まで、初めて見る方にもわかりやすく紹介します。
数の旧字は「數」!読み方と意味

「数」の旧字は、「數」と書きます。
現在では「数」という形を目にすることがほとんどなので、「數」を初めて見ると別の漢字のように感じるかもしれません。
しかし、「數」と「数」はまったく関係のない漢字ではなく、新旧の字体という関係です。
「數」の読み方
「數」は、現在の「数」と同じように、
- スウ
- ス
- かず
- かぞえる
などと読みます。
たとえば現在「数学」「数字」「多数」と書いている「数」の部分を、旧字体では「數」と表すことがあります。
見た目は違っていても、「数」に置き換えて考えると読みやすくなりますよ。
「數」の意味
「數」には、主に「かず」「かぞえる」といった意味があります。
現在使われている「数」も、
「人数を数える」
「数が多い」
「数字を書く」
など、日常生活のさまざまな場面で使いますよね。
「數」も基本的には同じような意味を持つ漢字です。
「數」と「数」で意味は違う?
「數」と「数」は字体が違いますが、旧字体と現在の字体という関係なので、字体が変わったからといって基本的な意味まで別になったわけではありません。
そのため、古い文章の中で「數」という字を見つけたら、まずは現在の「数」に置き換えて読むと理解しやすいでしょう。
「數」と「数」の違いは字体

「數」と「数」のいちばん大きな違いは、漢字の形(字体)です。
簡単に整理すると、次のようになります。
| 漢字 | 種類 |
|---|---|
| 數 | 旧字体 |
| 数 | 現在一般的に使われている字体 |
現在の文章では「数」が使われることがほとんどですが、古い資料などでは「數」が使われていることがあります。
「數」は旧字体
「數」は、「数」の旧字体です。
旧字体はその名のとおり、現在一般的に使われている字体よりも以前から使われてきた漢字の形を指します。
「數」は画数が多く、一見すると難しそうに見えますが、「数」の昔の形だとわかれば覚えやすいですね。
現在は「数」が一般的
普段の生活で、
- 数学
- 数字
- 人数
- 多数
- 回数
などを書く場合は、「数」を使うのが一般的です。
そのため、「數」を知らなくても普段の読み書きで困ることはほとんどありません。
ただ、昔の文章や書道作品などを見る機会があると、「これは何の漢字だろう?」と気になることがあります。
そんなときに「數=数」と覚えておくと便利です。
そもそも旧字体とは?

「數が旧字体なのはわかったけれど、そもそも旧字体って何?」
と思う方もいるかもしれません。
旧字体とは、現在使われている字体とは異なる、以前から使われてきた漢字の形のことです。
「數」以外にも、身近な漢字には旧字体があります。
旧字体と現在の字体を比べてみよう
代表的なものをいくつか見てみましょう。
| 旧字体 | 現在の字体 |
|---|---|
| 數 | 数 |
| 學 | 学 |
| 國 | 国 |
| 體 | 体 |
| 會 | 会 |
こうして並べてみると、現在の字体のほうが画数が少なく、すっきりした形になっているものが多いことがわかります。
「數」だけが特別な漢字というわけではないのですね。
旧字体を知っていると古い文章も読みやすい
普段は使わない旧字体ですが、知っていると昔の本や看板などを見るときに役立つことがあります。
たとえば「學校」と書かれていれば、現在の「学校」と考えることができます。
同じように、「數學」と書かれていれば「数学」です。
いくつか代表的な旧字体を覚えておくだけでも、昔の文字がぐっと身近に感じられます。
「數」はどのようにできた漢字?

漢字の形には、それぞれ成り立ちがあります。
「數」は、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせて作られた形声文字とされています。
難しく感じるかもしれませんが、細かな漢字学の知識まで覚える必要はありません。
「數」という昔からの字体があり、現在はより簡略な「数」という形が広く使われている、と押さえておけば十分です。
「かぞえる」という意味につながる漢字
「數」は古くから「かぞえる」という意味を持つ漢字として使われてきました。
現在の「数」にもその意味が引き継がれています。
私たちが普段何気なく使っている「数える」という言葉にも、昔から続いている漢字の意味が残っていると考えると面白いですね。
「數」は何画?「数」と比べてみよう

「數」は見た目どおり、現在の「数」より少し画数が多い漢字です。
| 漢字 | 画数 |
|---|---|
| 数 | 13画 |
| 數 | 15画 |
「數」は15画あります。
現在の「数」は13画なので、旧字体の「數」のほうが2画多くなっています。
書くときは形の違いに注目
「數」と「数」を見比べると、特に左側の形が大きく違います。
旧字体は普段書く機会が少ないため、いきなり記憶だけで書こうとすると迷いやすいものです。
必要なときは、お手本になる文字を見ながら確認するとわかりやすいでしょう。
「數」はどんなところで見かける?

普段の生活では「数」が一般的ですが、「數」を目にする機会がまったくないわけではありません。
昔の文字をそのまま残している場所や、文字の雰囲気を大切にする場面などで見かけることがあります。
昔の本や資料
昔に作られた本や新聞、資料などでは、現在とは異なる字体が使われていることがあります。
その中で「數」を見かけることもあります。
文章の中に知らない漢字が出てきても、「旧字体かもしれない」と考えると意味がわかることがありますよ。
古い看板や石碑など
昔から残されている看板や石碑などにも、現在ではあまり見ない字体が使われていることがあります。
旅行先や街歩きで古い文字を眺めていると、「學」「國」「會」などと一緒に「數」を見つけることがあるかもしれません。
書道やデザイン
書道作品や、昔ながらの雰囲気を表現したデザインなどで旧字体が使われることもあります。
現在の字体とは違った印象になるため、文字そのものの形を楽しむこともできますね。
「數」を使った言葉の例

「數」が実際の言葉の中でどのように使われるのか見てみましょう。
| 旧字体を含む表記 | 現在の表記 |
|---|---|
| 數 | 数 |
| 數學 | 数学 |
| 數字 | 数字 |
| 多數 | 多数 |
| 人數 | 人数 |
「數」だけを見ると少し難しく感じますが、現在の言葉と並べると一気にわかりやすくなります。
古い文章で「數學」と書かれていても、「数学のことなんだ」と気づけますね。
「數」をパソコンやスマホで出す方法

「數を文章の中で使いたいけれど、どうやって入力すればいいの?」
という場合は、まずコピーして使う方法が簡単です。
「數」をコピーして使う
こちらの文字を選択してコピーできます。
必要な場所に貼り付ければ、そのまま使用できます。
旧字体は変換候補を探すよりも、コピー&ペーストのほうが手軽な場合があります。
パソコンで「數」を入力する方法
パソコンでは、「すう」や「かず」などと入力して変換すると、使用している日本語入力ソフトによっては「數」が候補に表示される場合があります。
ただし、入力環境によって候補の出方は異なります。
変換候補に見つからない場合は、コピーして貼り付ける方法を使うとスムーズです。
スマホで「數」を入力する方法
スマートフォンでも、日本語入力の変換候補に「數」が表示される場合があります。
見つからないときは、上にある「數」を長押ししてコピーし、使いたい場所に貼り付ける方法が簡単です。
一度コピーしておけば、メモ帳などに保存しておくのも便利ですよ。
「數」がうまく表示されないことはある?

旧字体や異体字などは、使用している端末やフォントによって見え方が少し変わる場合があります。
そのため、
「コピーしたら少し形が違って見える」
「端末を変えたら印象が違う」
と感じることもあります。
フォントによって形の見え方が変わる
同じ「數」という文字でも、明朝体やゴシック体などフォントが変わると、線の太さや細かな形も変わって見えます。
これは「數」に限ったことではありません。
普段使っている漢字でも、フォントを変えると印象が変わりますよね。
旧字体は見慣れていないぶん、その違いをより大きく感じることがあります。
特殊な漢字は表示できない場合も
「數」は比較的表示しやすい文字ですが、さらに珍しい異体字などは、端末や使用するサービスによってうまく表示されないことがあります。
ブログやSNSなどで使う場合は、公開後に文字が正しく表示されているか確認しておくと安心です。
「數」と異体字「」はどう違う?
「数」について調べていると、「」というさらに見慣れない漢字を見かけることがあります。
「」は、「數」の異体字として挙げられる字のひとつです。
旧字体と異体字はどう違う?
この記事では、わかりやすく次のように整理します。
| 種類 | 漢字 |
|---|---|
| 現在一般的に使われる字体 | 数 |
| 旧字体 | 數 |
| 異体字の一例 |
「異体字」とは、同じ漢字として扱われながら、形が異なる文字のことです。
一方、「數」は現在の「数」に対する旧字体として知られています。
言葉だけを見ると少し難しいですが、
数 → 現在よく見る形
數 → 数の旧字体
→ さらに別の形をした異体字の一例
と覚えておくとわかりやすいでしょう。
なお、「」のような珍しい文字は、使用する端末やフォントによって正しく表示されない場合があります。
数の旧字「數」に関するよくある質問
最後に、「數」について気になりやすいポイントを簡単にまとめます。
「數」は何と読む?
現在の「数」と同じように、「スウ」「ス」「かず」「かぞえる」などと読みます。
文章の中では、現在の「数」に置き換えて考えると読みやすくなります。
「數」と「数」は同じ意味?
「數」は「数」の旧字体です。
字体は違いますが、基本的な意味は共通しています。
「數」は今でも使われている?
現在の日常的な文章では「数」が一般的です。
一方、昔の本や資料、古い看板、書道作品などで「數」を見かけることがあります。
「數」はスマホでも入力できる?
スマートフォンでも入力や表示ができる場合があります。
変換候補に出てこないときは、「數」をコピーして使う方法が簡単です。
「數」をコピーして使ってもいい?
文章入力で「數」が必要な場合は、文字そのものをコピー&ペーストして使用できます。
コピー用はこちらです。
「數」と「」は同じ字?
「」は「數」の異体字として挙げられる文字です。
形は違いますが、関連する字体として扱われています。
ただし「」はかなり珍しい字なので、普段目にする機会は多くありません。
まとめ|数の旧字は「數」
数の旧字について紹介しました。
ポイントをまとめると、
- 「数」の旧字は「數」
- 「數」は「スウ」「かず」「かぞえる」などと読む
- 「數」と「数」は字体が異なるが、基本的な意味は共通している
- 「數」は15画、「数」は13画
- 昔の本や資料、看板、書道などで「數」を見かけることがある
- パソコンやスマホでも入力・コピーできる
- 「」は「數」の異体字として挙げられる字のひとつ
となります。
「數」は見慣れないと、とても難しい漢字に感じますが、現在使っている「数」の昔の字体だとわかれば、それほど難しくありません。
古い文章などで「數」を見かけたときは、「これは『数』のことなんだ」と読み替えてみてくださいね。

