「結婚するなら縁起の良い日がいい！」と考える人も多いのではないでしょうか？
特に元旦は、新しい年の始まりとともに夫婦としての人生をスタートさせることができるため、入籍日に選ぶ人が増えています。
しかし、元旦入籍には意外な落とし穴も。
「役所が閉まっていて手続きが進まない」
「結婚記念日が毎年お正月で忙しくなる」
「周囲の反応が微妙」
など、事前に知っておくべきデメリットがいくつかあります。
この記事では、元旦入籍のメリットとデメリットを詳しく解説し、後悔しないための対策も紹介します。
「本当に元旦に入籍して大丈夫？」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください！
元旦に入籍するカップルが増えている理由とは？
お正月に入籍する人が多い背景
近年、元旦に入籍するカップルが増えています。
その理由の一つに、「新しい年の始まりとともに、新たな人生をスタートしたい」という思いがあります。
また、メディアやSNSで「元旦婚」が話題になることもあり、それに影響を受ける人も多いです。
年明けのタイミングで婚姻届を提出することで、節目として気持ちが引き締まるという声もあります。
縁起が良い日として人気の理由
日本では「元旦」は一年の中でも特別な日とされています。
「一富士二鷹三茄子」という縁起の良い初夢の話や、お正月に神社で参拝する習慣もあり、新しい門出にはぴったりのタイミングです。
また、「大安」の日が重なることがあるため、縁起を担いで入籍する人も多いです。
実際に、婚姻届の提出が多い日ランキングでも、元旦は上位に入ることがよくあります。
仕事が休みで手続きしやすいメリット
多くの人が年末年始の休暇を取るため、結婚の手続きをする時間が確保しやすいのも大きな理由です。
普段は仕事で忙しく、なかなか役所に行く時間が取れない人にとって、元旦の入籍は理想的なタイミングかもしれません。
また、夫婦でゆっくりと結婚について話し合う時間が取れることも、メリットの一つと言えます。
親族が集まりやすい環境の魅力
お正月には親戚が集まることが多いため、結婚の報告がしやすいという利点もあります。
親族一同に直接報告できるため、「サプライズで結婚発表をしたい」と考える人にとっては絶好のタイミングです。
特に、遠方に住む家族や親戚とも顔を合わせる機会が多いので、祝福を一度に受けられるのも嬉しいポイントです。
SNS映えや記念日としての特別感
最近では、SNSに「#元旦婚」や「#2025年元旦入籍」といったタグを付けて投稿するカップルも増えています。
元旦という特別な日に入籍することで、より印象に残る結婚記念日になるのも魅力の一つです。
また、年賀状と一緒に結婚の報告をすることもできるため、記念として残しやすいというメリットもあります。
元旦入籍のデメリット① 役所が閉まっている問題
役所が開いていないため即日対応不可
元旦は多くの役所が閉まっているため、婚姻届を提出できる窓口が限られます。
役所が開いている場合でも、休日のため受付業務が簡易的になっていることが多いです。
そのため、通常なら即日で受理されるところが、後日正式に処理される可能性があります。
書類に不備があった場合のトラブル
もし婚姻届に記入ミスや添付書類の不足があった場合、すぐに修正することができません。
通常であれば役所の窓口で確認しながら提出できますが、元旦の場合はその場で指摘されることがないため、後日連絡が来ることになります。
その結果、入籍日がずれてしまうこともあるので、事前に慎重にチェックしておくことが重要です。
受理日がずれる可能性がある
役所の休日窓口に婚姻届を提出した場合、実際に処理されるのは役所が開庁する仕事始めの日（通常は1月4日以降）になります。
そのため、「1月1日入籍」と思っていても、実際の受理日は1月4日やそれ以降になってしまうことも。
このズレを避けるためには、事前に役所に問い合わせておくと安心です。
事前準備が重要になる理由
元旦にスムーズに入籍するためには、事前に役所で婚姻届の記入方法や必要書類を確認しておくことが大切です。
可能であれば、年末のうちに書類を提出し、事前審査を受けることで、不備がないかチェックしてもらいましょう。
また、保証人の署名が必要な場合もあるため、余裕をもって準備することが大事です。
役所の休日窓口を活用する方法
一部の自治体では、元旦でも婚姻届を受け付ける「休日窓口」を開設していることがあります。
ただし、通常の業務とは異なり、あくまで「預かり対応」のため、正式な受理は後日になるケースがほとんどです。
提出できる場所や時間が限定されることが多いので、事前に自治体の公式サイトや窓口で確認しておきましょう。
元旦入籍のデメリット② 記念日が忙しくなりがち
毎年、結婚記念日がお正月と重なる問題
元旦に入籍すると、毎年の結婚記念日が「お正月」と重なります。
そのため、夫婦でのんびりお祝いするつもりが、家族の集まりや新年の挨拶などで忙しくなることが多いです。
せっかくの特別な日なのに、お正月のイベントに埋もれてしまうこともあります。
親戚付き合いでゆっくり過ごせない可能性
お正月は親戚が集まる機会が多いため、結婚記念日を二人きりでゆっくり過ごすのが難しくなります。
特に、実家に帰省する習慣がある人は、毎年「お祝いムード」よりも「親戚付き合い」に時間を取られてしまうかもしれません。
レストランやホテルの予約が取りにくい
記念日に外食や旅行を考えている場合、お正月シーズンは特に混雑するため、予約が取りにくいです。
また、料金が通常よりも高くなることが多く、結婚記念日のお祝いにかかるコストが増える可能性があります。
旅行やお祝いのコストが高くなる
お正月期間はどこも「繁忙期価格」になるため、旅行やディナーの費用が高額になりがちです。
そのため、毎年の結婚記念日に特別なプランを考えるのが難しくなることもあります。
記念日を別の日に設定する方法
結婚記念日は入籍日でなくても良いという考え方もあります。
例えば、挙式をした日や付き合い始めた日を記念日にすることで、毎年落ち着いてお祝いすることができます。
また、結婚10周年などの節目だけ特別にお祝いするのも良いアイデアです。
元旦入籍のデメリット③ 周囲の反応がイマイチ？
家族から「お正月に…？」と言われることも
元旦に入籍することに対して、家族や親戚から微妙な反応をされることがあります。
特に年配の人の中には「お正月は家族団らんの時間なのに、そんな日に結婚するの？」と違和感を覚える人も少なくありません。
また、「忙しい時期に婚姻届を出さなくても…」という意見もあり、親世代の価値観とは合わないことがあるでしょう。
もちろん、最終的には二人の意思が大事ですが、家族との関係を良好に保つためにも、事前に相談しておくのがベターです。
友人からのお祝いメッセージが埋もれがち
元旦は、新年の挨拶や年賀状が飛び交う日です。
そのため、「結婚しました！」と報告しても、多くの人にとっては新年のあいさつが優先され、反応が薄くなりがちです。
特にSNSでは、お正月関連の投稿でタイムラインが埋まるため、入籍報告が埋もれてしまう可能性があります。
「せっかくの結婚報告なのに、思ったよりリアクションが少なかった…」と寂しい思いをすることもあるかもしれません。
年賀状シーズンと重なって報告しにくい
結婚の報告を年賀状でしようと考えている場合、元旦入籍だとタイミングが難しくなります。
通常、年賀状は12月中に準備するため、「結婚しました！」と書くことができません。
また、元旦入籍を決めた場合、後から追加で結婚報告のはがきを送る必要があり、手間が増えてしまうことも。
メールやLINEで報告する方法もありますが、年賀状と一緒に報告できるタイミングを逃してしまうのはデメリットと言えます。
結婚記念日が「お正月感」に負ける可能性
結婚記念日が1月1日になると、「お正月のイベント」として認識されてしまいがちです。
周囲の人にとっては、「結婚記念日おめでとう！」よりも「明けましておめでとう！」のほうが先に来るため、特別感が薄れてしまうこともあります。
また、友人や同僚に「いつ結婚したの？」と聞かれても、「1月1日」と答えると、お正月のイメージが先行し、記念日としての印象が弱くなることも。
入籍報告のタイミングを工夫する方法
元旦に入籍する場合、報告のタイミングをずらすことで、より注目されやすくなります。
例えば、結婚報告を1月中旬以降にすることで、お正月ムードが落ち着き、しっかりとお祝いの言葉をもらいやすくなるでしょう。
また、年賀状ではなく、寒中見舞いのはがきで報告するのも一つの方法です。
SNSで発表する場合は、お正月の投稿が落ち着く1月3日〜5日あたりにするのがおすすめです。
元旦入籍のデメリット④ 手続き関係が遅れる可能性
婚姻届の処理が通常より遅れる理由
元旦に婚姻届を提出した場合、実際の処理が始まるのは役所が開庁する仕事始めの日（通常1月4日）です。
そのため、入籍したつもりでも、正式に戸籍に反映されるのが遅れる可能性があります。
特に1月は年末年始の業務が重なり、役所も混雑しやすいため、通常より処理に時間がかかることもあります。
住民票や保険証の変更に時間がかかる
結婚後、姓が変わる場合は、住民票の変更や健康保険証の更新が必要になります。
しかし、元旦入籍の場合、これらの手続きを行うには役所の業務が再開するのを待たなければなりません。
そのため、新しい住民票が必要な手続きを進めたい場合、通常よりも遅れる可能性があります。
銀行やクレジットカードの名義変更が面倒
銀行口座やクレジットカードの名義変更をするには、通常、婚姻届が受理された後の住民票や戸籍謄本が必要です。
しかし、元旦入籍だと、これらの書類が発行されるまで時間がかかり、手続きがスムーズに進まないことがあります。
特に、新姓のクレジットカードを早く作りたい場合、年明けの手続きラッシュと重なり、時間がかかる可能性が高くなります。
仕事始め直後に手続きラッシュになる
1月4日以降は、役所だけでなく、企業や金融機関でも新年の業務が始まります。
そのため、結婚に伴う各種変更手続きを進めようとしても、多くの人が同じように手続きに訪れるため、窓口が混雑しやすくなります。
特に、職場の社会保険の変更や、銀行の名義変更などは、年明けの業務の多さで手続きが遅れることもあります。
スムーズに進めるための事前準備とは？
元旦入籍をスムーズに進めるためには、事前に必要書類を準備しておくことが重要です。
例えば、年末のうちに役所に行き、婚姻届の事前審査を受けておくことで、書類の不備を防ぐことができます。
また、住民票や戸籍謄本を事前に取得しておき、手続きが始まったらすぐに動けるようにしておくと安心です。
さらに、銀行やクレジットカード会社に「名義変更の手続きに必要なもの」を問い合わせておくと、スムーズに進められるでしょう。
まとめ：元旦入籍のメリットとデメリットを理解して後悔のない選択を！
元旦に入籍することは、
「新しい年とともに新しい人生をスタートできる」
「縁起が良い」
「仕事の休みを活用できる」
などのメリットがあります。
しかし、一方で
「役所が閉まっているため手続きが遅れる」
「結婚記念日が忙しくなりがち」
「周囲の反応がイマイチ」
「名義変更などの事務手続きがスムーズに進まない」
といったデメリットも存在します。
特に、婚姻届の受理日がずれる可能性や、結婚記念日が毎年お正月と重なってしまう点は、事前によく考えておくべきポイントです。
また、友人や家族への結婚報告のタイミングにも気を配ることで、より良いスタートを切ることができます。
元旦入籍を考えている場合は、事前準備をしっかり行い、必要な書類を早めに揃えておくことが大切です。
さらに、結婚記念日を別の日に設定する、報告のタイミングを工夫するなど、デメリットをカバーする対策も検討してみましょう。
元旦入籍は一生に一度の大切なイベントです。
後悔しないように、メリットとデメリットをしっかり比較し、自分たちにとって最適なタイミングで結婚生活をスタートさせましょう！
