小学校の通知表「保護者からの一言」何を書く？文例＆ポイント解説

小学校の通知表には、保護者からの一言を書く欄があります。
でも「何を書けばいいの？」と悩むことも多いですよね。

この記事では、学年別の具体例や、苦手科目がある場合のコメントの工夫など、役立つ情報を詳しくご紹介します。

保護者からの一言を書く際のポイント
学年別・通知表コメントの具体例（低学年向け）
学年別・通知表コメントの具体例（高学年向け）
苦手科目がある場合のコメントの工夫
先生とのより良い関係を築くためのコメントの書き方
まとめ

保護者からの一言を書く際のポイント

ポジティブな表現を心がける

通知表のコメントは、子どもの成長を前向きに伝える場です。
成績が伸び悩んでいる場合でも、「○○が苦手ですが、一生懸命取り組んでいます」というように努力を認める言葉を選びましょう。

「できない」「苦手」だけを強調すると、子どもの自信を損なうこともあります。

先生への感謝の気持ちを伝える

先生へのねぎらいの言葉を添えることで、良好な関係を築くことができます。

「日々のご指導ありがとうございます」
「学校での様子を教えていただき、安心しています」

といったシンプルな一言でも、先生にとっては励みになります。

子どもの成長を具体的に書く

「頑張っています」
「努力しています」

といった抽象的な表現より、

「毎日漢字の練習をするようになりました」
「家でも計算問題に挑戦しています」

といった具体的なエピソードを交えると、先生にも子どもの様子が伝わりやすくなります。

できるだけ簡潔にまとめる

長文になると、先生にとって読むのが大変になることも。
伝えたいことが多くても、できるだけ2〜3文にまとめると良いでしょう。
シンプルな文章でも、ポイントを押さえて書けば十分に伝わります。

次の学期への期待を添える

「次は○○を頑張ってほしい」
「新しいことにも挑戦してほしい」

といった期待を込めた言葉を入れると、先生にも家庭での教育方針が伝わりやすくなります。
また、子ども自身も目標を持ちやすくなります。

学年別・通知表コメントの具体例（低学年向け）

1年生の保護者コメント例

「小学校生活にも慣れ、毎日楽しく通っています。ひらがなの書き取りを頑張る姿に成長を感じます。」
「朝の支度や宿題を自分でやるようになりました。先生のご指導のおかげです。」
「お友達と仲良く遊んでいると聞き、安心しています。今後も協調性を大切にしてほしいです。」

2年生の保護者コメント例

「計算が少し苦手ですが、自分から練習するようになりました。引き続きご指導をお願いします。」
「音読がとても上手になり、家でも楽しそうに読んでいます。」
「学校の出来事をよく話してくれるようになりました。先生方のご指導に感謝しています。」

3年生の保護者コメント例

「学習内容が難しくなりましたが、前向きに取り組んでいる姿が見られます。」
「字が丁寧になり、作文も楽しんで書くようになりました。」
「グループ活動が増えたことで、責任感を持つようになったと感じます。」

低学年ならではのポイント

「学校に慣れてきたこと」を伝える
「友達との関わり方」を評価する
「家庭学習の様子」を具体的に書く

低学年で気をつけたいNG表現

「先生の教え方が分かりにくいようです」→ 否定的な表現は避ける
「家で全然勉強しません」→ 前向きな改善点を書く
「お友達とうまくいっていないようです」→ 相談が必要な場合は別の機会に

学年別・通知表コメントの具体例（高学年向け）

4年生の保護者コメント例

「自主的に宿題に取り組む姿勢が見られ、成長を感じています。」
「理科の実験が好きで、家でもよく話してくれます。」
「読書の時間を楽しんでいるようで、文章力が少しずつ向上しているように思います。」

5年生の保護者コメント例

「委員会活動に意欲的に取り組み、責任感が芽生えてきました。」
「苦手な算数も諦めずに努力しています。少しずつ自信がついてきたようです。」
「家庭でもニュースを見て社会問題に興味を持つようになり、考える力がついてきました。」

6年生の保護者コメント例

「卒業に向けて、自分の意見をしっかり持つことを大切にしてほしいです。」
「中学校に向けて、自主的に勉強する習慣を身につけてほしいです。」
「仲間と協力して取り組む姿勢を大切にしながら、さらに成長してほしいと願っています。」

高学年ならではのポイント

「自主性や責任感」を評価する
「得意なことや好きなこと」を伸ばす言葉を入れる
「進学を意識したコメント」を書く

苦手科目がある場合のコメントの工夫

苦手科目をどのように前向きに伝えるか

苦手科目があっても、「努力していること」を強調しましょう。

「努力したこと」を強調する表現例

「計算が苦手ですが、毎日少しずつ取り組んでいます。」
「漢字の練習を頑張っています。少しずつ書ける字が増えてきました。」
「体育の跳び箱に苦戦していますが、努力を続けることを大切にしています。」

苦手科目のコメント例文集

「国語の読解が苦手ですが、家で音読を続けています。少しずつ理解できるようになってきました。」
「体育の縄跳びが苦手ですが、諦めずに練習しています。」
「漢字が覚えにくいようですが、毎日少しずつ練習を続けています。焦らず見守りたいと思います。」

先生とのより良い関係を築くためのコメントの書き方

先生への感謝を伝えるコツ

「いつも温かくご指導いただきありがとうございます。学校での様子を知ることができ、安心しています。」
「子どもの成長を感じることができるのは、先生方のおかげです。引き続きよろしくお願いいたします。」
「学校で楽しく学べる環境を作ってくださり、ありがとうございます。」

相談やお願いをさりげなく伝える方法

「少し人前で話すのが苦手なようですが、見守っていただけると嬉しいです。」
「学習に対して前向きな姿勢が見られるようになりましたが、集中力を維持するのが課題です。」
「友達との関わり方で悩むこともあるようですが、少しずつ成長してほしいと願っています。」

先生が読みやすい文章の工夫

短く、要点をまとめる
具体的なエピソードを入れる

まとめ

✅ ポジティブな表現を心がける（努力や成長に焦点を当てる）
✅ 先生への感謝の気持ちを伝える（「ご指導ありがとうございます」など）
✅ 子どもの成長を具体的に書く（具体的なエピソードを交える）
✅ 簡潔にまとめる（2〜3文程度で伝わるように）
✅ 次の学期への期待を添える（「さらに○○を伸ばしてほしい」など）
✅ 学年に合わせた内容を意識する（低学年は基本的な生活習慣、高学年は自主性や責任感）
✅ 苦手科目についても前向きな表現を使う（「頑張っている」「克服しようとしている」）