お子さんが大きくなって、おもちゃ収納として大活躍していたIKEAの「トロファスト」。
気がつけば、もう使う場面が少なくなってきた……
そんな時に、処分しかないと思っていませんか？
実はトロファストは、使い道がとても多い家具なんです。
おもちゃ以外の収納や、DIYでリメイクして別の家具にしたり、売却したり、まだまだ役立つ場面がたくさんあります。
この記事では、初心者さんでもわかりやすいように、できるだけやさしく分解してご紹介しますね。
あなたのご家庭にあるトロファストも、もう一度輝ける場所がきっと見つかりますよ。
IKEA「トロファスト」は使わなくなったらどうする？まず方向性を決めよう
トロファストを手放す前に、まずはどの方向で活用するかを考えてみましょう。
大きく分けて、次の3つの選択肢があります。
①再利用して別の収納家具として活用
トロファストは、サイズ感が優秀で、引き出しも深く、収納家具としてとても万能。
場所を変えるだけで、まだまだ毎日の暮らしで使うことができます。
また、ボックスの組み替えが自由なので、家族構成の変化や収納物の種類に合わせて簡単にアレンジできるのも魅力です。
例えば、リビングで日用品の整理棚として使ったり、玄関で靴収納に活用したりと、暮らしに合わせた使い方がしやすい家具なんですよ。
②DIYでリメイク・アレンジする
天板をつけたり、色を塗ったり、引き出し位置を変えるだけでも、雰囲気がガラッと変わります。
ものづくり初心者さんにも取り組みやすい家具です。
さらに、ペンキやリメイクシートでカラーチェンジしたり、取っ手を変えて雰囲気を整えるなど、ちょっとした工夫で大きく印象を変えられるのも魅力。
工具をあまり使わない簡単DIYで挑戦できる点もうれしいポイントです。
③売却・譲渡・処分という選択
もしどうしても活用が難しい場合は、売ったり譲ったりという方法も。
家具は次の持ち主にバトンタッチできる時代なので、捨てる前に考えてみるのもおすすめですよ。
また、手放すことでお部屋がスッキリしたり、新しい家具を迎えるスペースが生まれるなど、気持ちの切り替えにもつながることがあります。
フリマアプリやリサイクルショップなど活用の幅も広がっていて、より気軽に次のステップへ進めます。
処分する前にチェックしたい4つのポイント
トロファストを手放す前に、ちょっと立ち止まって確認してみたいポイントがあります。
状態や使い方を見直すだけで、まだ使えるパターンが見つかることも多いんです。
①パーツの状態を確認｜傷・破損はある？
まずは、棚部分や引き出しの状態を見てみましょう。
多少の傷なら生活の中で自然につくものなので問題ありませんが、大きな割れや歪みがある場合は活用方法が変わってきます。
とはいえ、破損＝捨てる理由ではありません。
ボックスだけ活用したり、DIYで補強したりする道もありますよ。
②棚・ボックスだけ活用できるか見極め
トロファストは、本体だけでなく「引き出し単体」でも使えるアイテムです。
棚部分が大きすぎる場合でも、ボックスだけ残してキッチン収納やクローゼット整理に使える可能性があります。
さらに、引き出しは軽くて扱いやすいので、子どものおもちゃ収納を卒業したあと、文房具や薬箱、お菓子入れとしても活躍します。
サイズが揃っているため、複数並べて重ね置きすれば、小物類を種類別に管理でき、家の中のどこに置いても自然と馴染む便利な存在になりますよ。
③置き場所を見直すと再活用の余地あり
同じ家の中でも、置く場所を変えるだけで使いやすくなることがよくあります。
子ども部屋だと不要でも、リビングなら活躍する——
そんなこともめずらしくありませんよ。
例えば、リビングに移動させるだけで、雑誌やリモコン、ケーブル類をまとめる収納棚として役立つことがありますし、寝室に置けば、衣類や寝具小物の整理にも使えます。
置き場所を変える発想は、費用ゼロで新しい家具を手に入れたような気分になれるので、とてもおすすめです。
④分解せずに形を変えて使う方法も
トロファストはパーツの組み換えが得意な家具です。
ボックス配置を変えたり、棚の向きを変えたりするだけで、まったく違う家具に見えることも。
こうした再発見が、捨てない選択肢につながります。
さらに、横置きに変更して高さを低くしたり、台として使って植物を飾るスペースにしたり、形を変えるだけで新しい使い方が生まれるのも魅力です。
DIY初心者でも挑戦しやすく、家具を買い替えるよりぐっと手軽に部屋の雰囲気を変えられますよ。
IKEAのサービスを活用できる？引き取り・リサイクル事情
トロファストの再利用やリメイクの前に、IKEAが提供しているサービスについても知っておくと便利です。
活用方法を知ることで、処分せずに次につながる選択肢が見えてきますよ。
IKEAリサイクルプログラムとは
IKEAでは、家具を大切に長く使ってもらうために、リサイクルに力を入れています。
店舗によってはリサイクルサービスを行っていることがあり、条件によって引き取りが可能なケースも。
ただ、サービス内容は地域や時期で変わることがあるため、利用する前に公式情報を確認しておくと安心です。
IKEA引き取りサービスの活用ポイント
引っ越しや家具の買い替えに合わせて、家具をまとめて回収してくれるサービスを利用できる場合があります。
大きな家具を運ぶのが難しい方にとっては、とても助かるサービスですよね。
トロファストのような分解できるタイプは持ち運びやすいため、相談しやすいアイテムです。
リサイクルショップ利用という選択肢
近くのリサイクルショップに相談するのもひとつの手段です。
状態が良ければ買い取ってもらえたり、引き取ってもらえる可能性があります。
店舗によって取り扱いが異なるため、複数店舗に問い合わせてみるのもおすすめですよ。
トロファスト再利用アイデア｜収納家具として“再デビュー”させる
お子さんのおもちゃ収納として使っていたトロファストも、角度を変えて見るとまだまだ活躍の場所はたくさんあります。
場所を変えたり、入れる物を変えるだけで、暮らしにフィットする頼もしい収納家具に変身してくれますよ。
リビング収納へ転用｜日用品がすっきり
リビングに置けば、家族共有の文房具や充電コード、テレビ周りの小物など、散らかりやすいものをまとめて収納できます。
引き出しの深さがあるので、雑誌・スリッパ・ブランケットなどもすっきり収まるのがうれしいポイント。
色味を抑えたボックスを選ぶと、お部屋の雰囲気にも自然に馴染みます。
ワークスペース収納｜PC・プリンターに最適
在宅ワークが増えた今、デスク周りの整理に悩む方も多いですよね。
トロファストは強度があるため、プリンター台や周辺機器収納として活用可能。書類や文具、印刷用紙なども同じ場所に集められるので、作業効率アップにもつながりますよ。
玄関収納に｜靴・ペット用品の整理
玄関で靴やケア用品を入れておけば、いつでも身だしなみを整えられる空間に。
ペットグッズや散歩アイテムを収納すると、外に行く準備がとてもスムーズになります。
玄関に高さが合えば、腰掛けとしても便利に使えますよ。
キッチン収納に｜食品やお弁当箱の整理に◎
キッチンは物が多く、収納に悩む場所のひとつですよね。
トロファストは深さのある引き出しが特徴なので、食品ストックやお弁当箱、キッチングッズのまとめ収納にもぴったりです。
引き出しごとにテーマを決めて分類すれば、使いたいものがすぐ取り出せる快適空間に。
棚の上に家電を置くこともできるので、作業台としての役割も果たしてくれますよ。
ランドリー収納に｜洗剤・タオル整理に便利
洗面所やランドリールームは、細々としたアイテムが集まりやすい場所。
トロファストを置けば、洗濯洗剤・柔軟剤・掃除グッズ・タオルをひとまとめに収納できます。
生活導線に沿って物を置けるので、家事の効率アップにもつながります。
湿気が気になる場合は、除湿剤やシートで工夫するのもおすすめです。
子どもの作品・学用品収納へシフト
成長するにつれ、子どもの作品や学校のプリント類が増えていきますよね。
トロファストは仕分けしやすい構造なので、作品をジャンル別に保管したり、図工セットや習い事グッズの定位置にもなります。
引き出しの色を変えたりラベルを貼れば、楽しみながら整理ができ、子ども自身が片付けの習慣をつけるきっかけにもなりますよ。
無印＆100均アイテムと組み合わせれば別家具に
トロファストは単体でもとても便利な家具ですが、無印良品や100円ショップのアイテムと組み合わせることで、より使いやすく、自分好みの家具へ進化させることができます。
ちょっとしたアイデアで、収納力も見た目もぐんとアップしますよ。
無印ファイルボックスとの相性が抜群な理由
無印良品のファイルボックスは、シンプルで丈夫なつくりが魅力。
実はサイズ感がトロファストと相性がよく、ボックスを入れ替えるだけで整理しやすい収納に変わります。
書類や文房具、リビング小物などを整えたいときにぴったりです。
無印ならではの落ち着いたカラーも、部屋の雰囲気を引き締めてくれます。
100均シール・取っ手で印象チェンジ
100円ショップのリメイクシールや取っ手を使えば、見た目の印象を大きく変えられます。
木目柄にしたり、モノトーンにしたり、テーマに合わせたカラーリングも自由自在。
貼るだけ、つけるだけなので初心者さんにも挑戦しやすいアレンジです。
キャスターを付けて移動家具にも変身
キャスターを取り付ければ、家中で使いまわせる便利家具に変わります。
掃除のときに動かせたり、子どもが自分で引き出しやすくなったりとメリットがたくさん。
特にランドリーやおもちゃ部屋など、移動が多い空間で大活躍しますよ。
棚板追加で“見せる収納”に変化
トロファストは引き出し収納のイメージが強いですが、棚板を追加すれば『見せる収納』にも変身します。
お気に入りの雑貨や本を飾ったり、植物を置いたりするだけでおしゃれなインテリアに。
暮らしの楽しみ方がぐんと広がるアイデアです。
インテリアに馴染ませる工夫｜雰囲気が変わると用途が広がる
トロファストは機能性が高いだけでなく、ちょっとした工夫でお部屋の印象にぐっと馴染む家具に変わってくれます。
色味や質感、置き方を変えるだけで雰囲気が柔らかくなり、暮らしの中に自然と溶け込んでいきますよ。
木目シートでナチュラルインテリアに
トロファストの側面に木目調のリメイクシートを貼るだけで、北欧やナチュラル系のお部屋にぴったりな優しい雰囲気に。
色味は明るめにすると軽さが出て、部屋全体の印象も明るく感じられます。
手軽に挑戦できるうえ、貼り替えもできるので模様替えを楽しみたい方にもおすすめです。
色味を変えて北欧風テイストへ
ペンキやリメイクシートで、白・グレー・淡いベージュなどシンプルな色合いに統一すると、ぐっと洗練された印象に。
小物や壁の色と揃えると統一感が生まれ、どの部屋に置いても違和感なくおしゃれに馴染みますよ。
季節に合わせたカラーにするのも楽しみ方のひとつです。
レイアウトを調整して部屋との一体感をアップ
トロファストは複数サイズを組み合わせられるのが魅力。
高さや幅を揃えたり、壁と並べて配置するだけで、空間全体にまとまりが出ます。
観葉植物や写真立てを上に飾れば、収納家具からインテリア家具として見せることもできます。
お部屋の雰囲気づくりにも役立つアイデアですよ。
DIYリメイクアイデア｜子ども家具→大人家具へ
子ども用収納として使っていたトロファストは、少し手を加えるだけで、大人向けの家具として生まれ変わります。
DIYといっても難しい作業ではなく、ちょっと工夫する感覚で楽しめるものばかり。
お家時間の楽しみにもなりますよ。
ままごとキッチンへ変身
トロファストは高さが低めで安定感があるため、ままごとキッチンの土台にぴったりです。
天板を取り付けて水道部分を作ったり、扉風にシートを貼ったりするだけで、雰囲気が一気に子ども専用キッチンに。
遊び終わったあとにボックスへ片付けできるので、お部屋も散らかりにくくなります。
親子のものづくり思い出としても素敵なDIYですよ。
学習机・ランドセルラックにリメイク
成長に合わせて、学習机の横に置くサイド収納として再利用するのもおすすめ。
教科書やノート、ランドセルをまとめて管理でき、学校の準備がスムーズになります。
塗装や取っ手交換をすると、子どもっぽさが抜けて大人っぽい印象に変化。
デスク周りの整理がしやすく、勉強スペースも整えやすくなりますよ。
天板追加で収納棚に刷新
棚の上に好みの天板を取り付けると、おしゃれなサイドテーブルやテレビ台として使えます。
観葉植物や雑貨を飾る見せる収納にも早変わり。
サイズが安定している家具なので、DIY初心者でも比較的取り組みやすいのが魅力です。
初心者向けDIYポイント
難しく考えず、できる範囲から始めるのが成功の秘訣です。
リメイクシートで雰囲気を変えたり、キャスターをつけて移動しやすくしたり、小さな変化で大きく使い勝手が向上します。
道具も100均で揃うので、挑戦しやすいですよ。
部屋別のレイアウト事例｜置き場所で家具の価値が変わる
同じトロファストでも、置く部屋によって活躍の仕方はがらりと変わります。
部屋ごとの特徴に合わせてレイアウトすると、思っていた以上に便利だった！という発見につながりますよ。
寝室での活用｜ベッド横のサイド収納に
寝室に置けば、ベッド横のサイド収納として使うことができます。
引き出しにはパジャマや肌着、季節ごとの寝具小物をしまっておけるので、朝晩の身支度がとても楽になります。
上に照明や目覚まし時計を乗せれば、ナイトテーブルのようにも活躍。
生活動線がスムーズになり、朝時間にもゆとりが生まれますよ。
書斎・趣味部屋での活用｜集中できる空間づくりに貢献
テレワークが増えている今、書斎やワークルームに収納が足りない方も多いですよね。
トロファストを置けば、プリンターや周辺機器、ルーター整理にも大助かり。
細かい作業道具、手芸用品、ゲーム機なども引き出しでジャンル分けできるので、趣味を思いっきり楽しめます。
作業台代わりにもなるので、集中空間づくりにぴったりです。
玄関での活用｜収納とベンチを兼ねるアイデア
玄関は、靴・鍵・ペット用品など、収納したい物が多い場所。
トロファストはそのまま置くだけで玄関収納として優秀ですが、上にクッションを置けば簡易ベンチにもなります。
座りながら靴を履けるので、小さなお子さんやご年配の方にもやさしい設計に。
家を出る準備がスムーズになる、便利な使い方ですよ。
トロファストが合わなくなる理由を整理する
トロファストはとても便利な家具ですが、使わなくなる背景にはいくつかの共通理由があります。
これを知っておくと、うちも当てはまるかもと気づけたり、だから再利用できるんだと前向きに考えられたりしますよ。
子どもの成長で用途が変わる
トロファストを手放す一番大きな理由は、子どもの成長。
おもちゃが減ったり、必要な収納がプリント・文具・趣味スペースに変わったりと、生活の中心が変化していきますよね。
でも、それは家具が不要になったというより、使い道を変えるタイミングに近いもの。
別の部屋に移動したり、収納テーマを変えるだけで、大人向け家具として再活用できます。
収納量や収納スタイルの変化
暮らしが変わると、収納する物のサイズや量も変わります。
トロファストは深い引き出しが魅力ですが、逆に深さを持て余す状態になることも。
でも、引き出しだけ別用途に使ったり、棚部分を本棚や飾り棚にする方法もあるので、活用の幅はまだまだ広いんです。
部屋の雰囲気・インテリアが変わる
模様替えや引っ越しをきっかけに、インテリアの雰囲気が合わなくなることもありますよね。
そんな時は、色を変えたり、リメイクシートを貼ったり、棚を移動したりするだけで印象が大きく変わります。
合わない＝処分ではなく、雰囲気を寄せる工夫が有効です。
売却・譲渡・処分の方法まとめ
トロファストを手放す場合も、選択肢はいくつかあります。
ライフスタイルに合わせた方法を選ぶことで、手放し方にも満足感が生まれますよ。
フリマアプリで売る場合の考え方
状態が良ければ、フリマアプリに出品するという方法もあります。
写真を撮るときは、全体と引き出し部分、傷などを丁寧に写すのがポイント。
説明文にはサイズや色、使用期間を簡潔に記載すると、相手に伝わりやすくなります。
スムーズな取引を心がければ、家具を次の持ち主につなげる良い機会になりますよ。
譲渡というやさしい選択肢
知人や家族に譲るという方法もあります。
引っ越しや子育ての節目などで必要な人に渡せれば、家具が再び活躍できるので気持ち良く手放せます。
お礼を期待しなくても良いので、気軽な気持ちで声をかけてみても◎。
家具が思い出とともに誰かの役に立つのは、嬉しい循環ですよね。
自治体処分前に確認したいこと
どうしても使い道がない場合は、自治体のルールに沿って処分します。
粗大ごみとして回収してもらえる地域もあれば、素材によって分別が必要な場合も。
事前に自治体の案内を確認すれば、無理なくスムーズに手放せます。
処分＝最後の手段として考えれば、納得のいく選択につながるはずです。
まとめ｜トロファストは“使い切れる”家具。手放す前にできる工夫がいっぱい
トロファストは、お子さんの成長に合わせて役割が変わっていく家具ですが、使わなくなった後もさまざまな形で再活用できます。
収納としての再利用はもちろん、無印や100均アイテムとの組み合わせ、DIYリメイクなど、工夫次第で暮らしに寄り添う家具へと変身させることができます。
「もう使わないかも…」と感じても、処分する前にできることはたくさんあります。
お部屋の場所を変えたり、引き出しだけ別で使ってみたりするだけで、新たな価値が生まれることも。トロファストは、使い切る楽しさを与えてくれる家具です。
あなたのお家に眠っているトロファストが、また新しい役割を担って活躍しますように。
暮らしが少しでもラクに、そして楽しくなるヒントになれば嬉しいです。
