お正月が近づくと「玄関にしめ飾りをつけたいけど、賃貸で穴をあけられない…」
「フックがなくてどう飾ればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなお悩みを解決するために、フックがなくてもOKな正月飾りの飾り方や、賃貸でも安心して楽しめる方法をやさしく解説していきます。
おしゃれに見せるコツや便利アイテムの紹介もありますので、初心者さんでも安心してチャレンジできますよ。
正月飾りを玄関ドアに飾る理由と基本の考え方

そもそも正月飾りって?意味や由来をやさしく紹介
お正月に飾るしめ縄やしめ飾りには、「新年を気持ちよく迎えるための準備」という意味がこめられています。
また、古くから「年神様(としがみさま)」をお迎えする目印ともされており、玄関に飾ることで家の中に福を招くという想いも込められています。
地域や家庭によって形や素材もさまざまで、最近ではナチュラルなリース型の飾りなども人気があります。
昔ながらの風習を少し現代風にアレンジしながら、年始の雰囲気を玄関から演出してみましょう。
玄関に飾るとどんな良さがある?
玄関は「家の顔」とも言われ、訪れた人が最初に目にする場所です。
そんな場所に季節感のある飾りがあると、おうち全体に明るく温かい印象を与えてくれます。
特にお正月の飾りは、年始の空気を感じさせるとともに「新しい年を迎える心の準備」にもつながります。
また、ご近所の方や来客の方とのちょっとした会話のきっかけにもなって、年始の交流を深める助けになることも。
伝統的な考え方から見た飾りの位置づけ
しめ飾りは「玄関の外」に飾るのが一般的と言われていますが、住まいの形やドアの素材によっては外側に取り付けにくい場合もあります。
最近ではドアの内側や玄関の横壁、靴箱の上などに飾るスタイルも増えており、無理なく飾れる場所に工夫する方が増えています。
大切なのは「飾る気持ち」なので、自分のおうちに合った場所で楽しむスタイルが広がっています。
ドアのタイプ別|傷つけない!正月飾りの取り付け方アイデア

木製・金属・ガラス…ドア素材による注意点
素材によってマグネットが使えたり使えなかったりします。
たとえば、金属製のドアなら強力マグネットがしっかりくっつきますが、木製やガラス製のドアだとくっつかないことが多いです。
また、ドアの表面が凹凸のある塗装だと、粘着テープの効き目が落ちることもあります。
まずは自宅のドアの材質や仕上げをチェックして、それに合った取り付け方法を選びましょう。
材質によって飾り方の選択肢が変わるので、確認しておくと安心です。
賃貸でも安心!ドアに傷をつけない方法
賃貸のおうちでは「穴を開けない」「跡が残らない」ことが大事です。
貼って剥がせるマスキングテープや、跡が残りにくい吸着フックがとても便利。
最近では、粘着力がしっかりしていながらも表面を傷めにくいタイプのアイテムも登場しています。
また、フックの代わりに細いリボンやワイヤーを使って、ドアの隙間にひっかける工夫をしている方も。
大切なのは「きれいに取り外せること」。
見た目と実用性のバランスを考えながら選びたいですね。
100均やホームセンターで買える便利グッズ紹介
最近は100均でもおしゃれで機能的なグッズがたくさん登場しています。
たとえば、かわいいリースフック、透明な両面テープ、シールタイプのフックなど、種類も豊富。
キャンドゥやセリアではナチュラルなカラーの飾り台も人気です。
ホームセンターには、玄関まわりに馴染むシンプルなフックやマグネットグッズが揃っていて、インテリアにこだわる方にもおすすめ。
価格も手ごろなので、気軽にチャレンジしやすいのがうれしいですね。
【フック不要】おしゃれで実用的な取り付け方法まとめ

マグネットフックを使う方法とおすすめの選び方
金属製のドアならマグネット式がとっても便利。
取り付けも取り外しも簡単で、跡も残りません。
特に強力タイプのマグネットを選べば、しっかりと固定できて安心です。
選ぶときは、飾りの重さに耐えられる「耐荷重」も必ずチェックしておきましょう。
また、最近はおしゃれなデザインのマグネットフックも増えていて、飾りの雰囲気を損なわずに使えるのがうれしいポイントです。
玄関のドアカラーに合わせて黒・白・シルバーなどを選ぶと、より自然に馴染みますよ。
🔽玄関にぴったりなデザインや強度のあるマグネットフックをチェックしてみましょう。
ドアリースハンガーで簡単&華やかに飾るコツ
ドアリースハンガーは、ドアの上部に引っかけるだけで取り付けられる優れもの。
ネジや粘着テープを使わないので、ドアを傷めずにすみます。
飾りを吊るすだけで、ぐっとお正月らしい華やかさがアップ。
リース風の正月飾りとも相性が良く、バランス良く飾ることができます。
長さ調整ができるタイプや、ドアの厚みに対応した薄型タイプなどもあるので、自宅のドアに合わせて選びましょう。
シンプルな形のものを選ぶと、飾りが引き立ちます。
🔽伸縮式でドアに合わせて使える、おしゃれなハンガーをチェックしてみてくださいね♪
両面テープやマスキングテープなど代替アイデア
どうしてもフックやマグネットが使えないときは、テープ類が頼りになります。
特にマスキングテープは粘着力が弱すぎず強すぎず、剥がすときも跡が残りにくいので人気。
飾りの裏面に数か所貼って使えば、しっかり固定できます。
見た目が気になる方は、白や透明の両面テープがおすすめです。
テープを使う際は、事前にドア表面を軽く拭いておくとよりしっかり接着できます。
飾りが軽い場合は、マスキングテープのみでも十分対応できますよ。
飾る位置・向き・高さのポイントとインテリアとしてのバランス

玄関ドア中央上部が一般的とされる理由
目の高さに近い位置に飾ると見栄えも良く、自然と目に入りやすくなります。
特に訪問者が最初に目にする部分に飾ることで、季節感やおもてなしの気持ちが自然と伝わるのが魅力です。
また、目線の高さにあることで写真映えも良く、SNSにアップしたくなるような華やかさも演出できます。
ドアのデザインとのバランスも見ながら、中央上部を意識すると美しく仕上がります。
壁や内側に飾っても楽しめる工夫
ドアの外側に飾るのが難しい場合は、玄関の壁や靴箱の上、鏡の周りなど、少し視点を変えて場所を探してみましょう。
室内に飾ることで風や雨の影響も受けにくく、飾りの劣化を防ぐこともできます。
周囲に観葉植物や間接照明を配置して、全体の雰囲気に統一感を持たせると、よりおしゃれで落ち着いた空間になりますよ。
家族や自分が毎日通る場所に飾ることで、新年を迎える気分がぐっと高まります。
見た目と使いやすさのバランスをとるコツ
見た目の美しさだけでなく、日々の生活動線を考えることも大切です。
玄関の開閉や荷物の出し入れに支障がないよう、飾りは控えめなサイズや軽い素材を選ぶと安心です。
また、取り外しが簡単なフックやマグネットを使えば、掃除や模様替えの際にもストレスがありません。
飾りにリボンや和紙など軽やかな素材を使うと、存在感を保ちつつ邪魔にならずおすすめです。
「うまく付かない…」正月飾りに関するよくある悩みと解決法

すぐ落ちる→固定方法やフックの耐荷重を見直そう
飾りの重さに対してフックが合っていないこともあります。
特に、重さに対して耐荷重が足りないと、ちょっとした振動で落ちてしまうことも。
まずは飾りの重さを測って、それに見合ったマグネットやフックを選ぶのがポイントです。
また、テープを使う場合は、貼る面の素材や形状にも注意。
凹凸があると接着力が弱まることがありますので、事前にドア表面をきれいに拭いておくと、よりしっかり固定できますよ。
湿気のある場所では、粘着力が落ちやすいので、乾燥した日に取り付けるのもひとつの工夫です。
ドア開閉時にガタつく→位置や重心をチェック
飾りをドアの真ん中に付けた場合、開閉の際の揺れや衝撃が直接加わり、ズレたりガタついたりすることがあります。
左右どちらかに少し寄せたり、ドアの上部に近い位置に取り付けることで、安定感が出て揺れにくくなります。
また、飾りの重心が偏っていると傾きやすくなるため、バランスよく吊るす工夫も大切。
軽い補助テープを左右に添えて支えることで、しっかり固定できる場合もあります。
試しに何パターンか位置を変えてみて、動きの少ない場所を見つけてみてくださいね。
おしゃれに見えない→左右のバランス・色味の工夫を
せっかく飾っても、どこか浮いて見える…そんなときは飾りの位置やまわりの小物とのバランスを見直してみましょう。
たとえば、玄関マットや鉢植え、傘立てなどの配置と調和させると、一気に統一感が生まれます。
色味も重要なポイントで、飾りの赤や金のアクセントが強すぎると浮いて見えることもあるので、白やベージュ、グリーン系と組み合わせてみるのもおすすめ。
小さなアイテムを足して飾りスペースとしてコーディネートするだけで、印象がぐっと華やかになりますよ。
飾るタイミングと片付けの目安

一般的にはいつ頃から飾る?
12月26日〜28日ごろから飾る方が多いです。
クリスマスが終わったあと、年末の雰囲気が一気に高まるこのタイミングは、気持ちの切り替えにもぴったりです。
特に28日は「末広がり」の8が入っていて縁起が良いとされるため、人気の日付といえます。
ただし、29日は「苦」を連想させることから避けられる傾向があり、30日や31日も慌ただしくなるため、余裕を持って準備するなら26〜28日がおすすめです。
いつまで飾るのが多い?
地域によって違いはありますが、「松の内」と呼ばれる期間(関東では1月7日ごろ、関西では1月15日ごろまで)を目安に片付けるのが一般的です。
年神様をお迎えする期間とされていて、この期間が終わると飾りを片付ける流れになります。
ただし、無理に急ぐ必要はなく、体調や天候に合わせて無理なく片付けるのでも問題ありません。
片付けたあとの保管や処分の工夫
再利用を考えている場合は、型崩れや湿気を防ぐために、乾燥した場所で保管するのがポイントです。
透明のビニール袋やジップ袋に乾燥剤と一緒に入れておくと、次の年もきれいな状態で使えます。
一方、処分する場合は、お住まいの地域のゴミ分別ルールに従って対応しましょう。
宗教的な意味合いが気になる場合は、神社などでの「どんど焼き」などを利用する方法もありますが、強制ではありません。
ご自身が心地よく感じられる方法を選ぶのがいちばんです。
おしゃれに見せたい人必見!正月飾りの選び方とアレンジ

人気のリース風・和モダン・ナチュラルデザイン
最近は和洋ミックスのしめ飾りが人気で、和の要素を残しながらも洋風インテリアになじむデザインが多く出ています。
リース型のしめ飾りやドライフラワーを使ったものなど、素材や形もバリエーション豊か。
ナチュラル派さんには、木の実や麦、麻ひもなどを取り入れた温かみのあるデザインもおすすめです。
飾るだけで玄関に柔らかく落ち着いた雰囲気が加わり、お正月の華やかさを優しく演出できます。
🔽リース風・和モダンデザインが気になる方はこちらからどうぞ
玄関の雰囲気に合わせたカラー・素材の選び方
ナチュラルテイストの玄関なら、木材・麻・白やベージュなどの自然な色合いがなじみやすいです。
一方で、モダンな雰囲気のお宅では、黒・ゴールド・シルバーなどのアクセントカラーが映えます。
ドアの色との相性もポイントで、明るい玄関にはシックな色を、ダークカラーの玄関には明るめの飾りを合わせるとバランスが良くなります。
また、素材感も大事で、光沢のあるものよりもマットな質感のほうが落ち着いて見えることもあります。
🔽選ぶのに迷ったら、売れ筋アイテムをチェックしてみてくださいね
玄関マットや鉢植えと一緒に飾って統一感UP
飾り単体よりも、周囲とトータルコーディネートするとグッと洗練された印象に仕上がります。
たとえば、玄関マットの色や模様と合わせた飾りを選んだり、鉢植えの隣に配置することでナチュラル感を演出したり。リボンやミニ和小物をプラスするだけでも、テーマが決まって見えるようになります。
ちょっとした工夫で「映える玄関」が完成するので、インスタ投稿や年始の来客にも自信を持って迎えられますよ。
初心者さん向けQ&A|よくある疑問にお答えします
Q1. 外と内どちらに飾ればいいの?
基本的には外に飾る方が多いですが、室内でも楽しめる方法はたくさんあります。
Q2. 古い飾りはどうすれば?再利用できる?
状態が良ければ再利用もOK。シーズンが終わったら乾燥した場所に保管しておきましょう。
Q3. 一人暮らしでも飾ってもいい?
もちろんOK!コンパクトなサイズならワンルームにもぴったりです。
Q4. 飾りが壊れたらどうすれば?
きちんと処分できるよう、地域のごみ分別ルールを確認してみてください。
Q5. 毎年買い替えなきゃいけない?
気に入ったデザインは繰り返し使っても◎。アレンジを加えれば毎年違う印象になります。
まとめ|フックがなくても工夫次第で玄関はもっとおしゃれに

フックがないからといって、あきらめる必要はありません。
マグネットやリースハンガー、テープ類など、道具を上手に使えば玄関ドアにも簡単に飾りを取り付けることができます。
特に賃貸住宅にお住まいの方にとって、跡を残さずに飾れる方法を知っておくと、とても安心ですよね。
また、飾る場所も玄関の外側だけにこだわらなくて大丈夫。
ドアの内側や玄関の壁、靴箱の上など、飾りやすい場所を選んで気軽に楽しんでください。
大切なのは「飾る気持ち」。
お正月を迎えるワクワクした雰囲気を、住まいに取り入れていくことが一番のポイントです。
おしゃれに見せたい方は、周囲のインテリアとのバランスも意識してみましょう。
色味や質感をそろえるだけで、ぐっと洗練された印象になりますよ。
初めての方でも、この記事でご紹介した内容を参考にすれば、きっと満足のいく飾り方が見つかるはずです。
今年は、あなたらしい玄関飾りで新年を迎えてみませんか?
家族や訪れる人にも、きっと明るい印象を届けられることでしょう。
