「カレー作ろうと思ったのに、ルーが足りない…!」
そんな経験、誰にでもありますよね。
この記事では、カレールーが足りない時に家にあるものでサクッと美味しく仕上げるテクニックをたっぷり紹介します。
時間がなくても、買いに行かなくても大丈夫!
すぐに試せる調味料の組み合わせや、代用品、かさ増しアイデアを知っておけば、
“ピンチ”が“チャンス”に変わること間違いなしです!
カレールーが足りない!まずは冷蔵庫&棚の中をチェック

ケチャップやソースは万能調味料
カレールーが足りないと気づいたとき、まずチェックしてほしいのが
ケチャップと中濃ソースやウスターソースです。
この2つ、実はカレーに甘みやコク、酸味をプラスする優秀な調味料。
カレー1杯分に対して、ケチャップ大さじ1、中濃ソース小さじ2ほど加えると、
「なんとなく物足りない味」がグッと引き締まります。
お子さん向けの甘口にしたい時はケチャップ多めに。
大人向けにスパイシーさを出したい時は、ウスターソース多めがおすすめ。
どちらも加えた後は1〜2分煮込むことで、
味がなじみやすくなります。
味噌・しょうゆで「和風カレー」に早変わり
和の調味料「味噌」と「しょうゆ」も、実はカレーと相性抜群。
特にルーの量が足りず味が薄いと感じた時は、
味噌小さじ1+しょうゆ小さじ1を加えると、
まるで和風だしを使った「旅館のカレー」のような味に仕上がります。
どちらも塩分が高いので、加えすぎには注意しながら
少しずつ味見しながら調整してみてください。
固形コンソメや鶏ガラでコクを補う方法
ルーの量が少ないと、どうしてもカレーが水っぽくなりがちです。
そんな時に活躍するのが、固形コンソメや鶏ガラスープの素。
特に「ルーの味はあるけど、深みがない」と感じるときに使うと効果的です。
使い方は簡単で、1〜2杯分のカレーに対して
固形コンソメなら1/2個、鶏ガラスープの素なら小さじ1程度でOK。
スープのコクが追加され、物足りなさを感じさせないカレーになります。
牛乳やヨーグルトでまろやかにかさ増し
カレーをかさ増ししたいけど水を増やすと薄くなる…
そんな時に便利なのが牛乳やヨーグルトです。
牛乳は味をまろやかにしつつ、クリーミーな欧風カレー風に。
ヨーグルトはさっぱりとしたインド風カレーのような仕上がりにしてくれます。
牛乳なら1人前に対して大さじ3〜4程度、
ヨーグルトなら大さじ1〜2を目安に加えましょう。
特に、辛さを抑えたいときや子ども向けには牛乳がぴったりです。
カレー粉やターメリックがあれば即活用!
カレールーが足りないけど、カレー粉やターメリックが残っているならチャンス!
これらのスパイスは、香りと辛さを補う最強アイテムです。
市販のルーに少しだけスパイスを加えることで、
「香りが飛んでしまったカレー」も生き返ります。
カレー粉は小さじ1ほど、ターメリックならひとつまみからスタートして
味を見ながら調整していくのがコツ。
風味を足すだけで、一気に本格的なカレーの香りに!
小麦粉や片栗粉で即席ルーを自作する簡単テク

小麦粉+バター+カレー粉の黄金コンボ
カレールーがどうしても足りないときは、小麦粉とバターとカレー粉で即席ルーを作って補えます。
フライパンでバター大さじ1を溶かし、小麦粉大さじ1を炒め、
香ばしさが出たらカレー粉小さじ1を加えてさらに炒めるだけ。
この「なんちゃってルー」を足りない部分に追加すると、
驚くほど自然になじみ、まるで市販のルーを使ったような味になります。
炒めすぎに注意して、薄茶色になったら火を止めるのがポイントです。
片栗粉でとろみをつけてルーっぽく
「とろみが足りない」「スープみたいで物足りない」というときは、片栗粉が大活躍します。
市販のカレールーには小麦粉が使われていて、これがとろみの正体。
ルーが少ないと当然とろみも弱くなるので、片栗粉でその部分を補ってしまいましょう。
やり方はとても簡単。
片栗粉大さじ1を水大さじ2でよく溶いて、水溶き片栗粉にしてからカレーに少しずつ加えます。
注意点としては、沸騰している状態で入れることと、少しずつ加えること。
一気に入れるとダマになることがあります。
この方法を使うと、「ちゃんとカレーらしい見た目と食感」に変身するので、見た目にこだわるときにもおすすめです。
また、とろみが強くなりすぎた場合は水や牛乳で調整可能。
サクッとできるので、忙しい夕飯準備にもピッタリです。
カレー粉がないときはガラムマサラでも代用OK
「カレー粉がない!」そんなときでも焦らなくて大丈夫。
ガラムマサラや七味唐辛子など、香辛料のあるスパイスで代用可能です。
ガラムマサラは主に香りを強めるミックススパイスで、
カレーにパンチと深みを出すのにぴったり。
使う量はほんの少しでOK。小さじ1/2〜1くらいからスタートしましょう。
七味唐辛子の場合は、和風の風味になりますが、
辛味を加えたい時や香りが足りない時に有効です。
スパイス類は加熱することで香りが飛びやすいので、最後の仕上げに入れるのがコツです。
フライパンでさっと炒めるだけの時短術
ルーの代用品を作る際に、「炒める工程」だけでグッと味が変わるって知ってましたか?
例えば、小麦粉やスパイスをただ混ぜるのではなく、
フライパンで炒めるだけで香ばしさとコクが一気にアップします。
しかも、火にかけるのはたったの1〜2分。
焦がさないように注意しつつ、中火でさっと混ぜるだけで十分です。
忙しい時ほど「炒めずに入れちゃえ」と思いがちですが、
このひと手間が「手抜き感ゼロの仕上がり」にしてくれます。
少量でもいいので、ぜひ試してみてください!
「とろみ」重視なら片栗粉→最後に加えるのがコツ
カレーを食べるとき、「あのトロッとした感じ」がないと物足りないと感じる方は多いですよね。
そんなときは、片栗粉を使って簡単にとろみを足しましょう。
ポイントは「火を止める直前に加える」こと。
水溶き片栗粉は熱が入るとすぐにとろみが出るので、
煮込みすぎたり、先に入れるととろみが安定せず、水っぽく戻ることもあります。
入れたあとはぐるぐるかき混ぜて、1分ほど火にかけながら様子を見るのがベストです。
慣れてくると、ルーが半分でも問題なく美味しいカレーが作れるようになりますよ!
調味料ミックスで「なんちゃってルー」を作る方法

ケチャップ+ソース+コンソメ=即席ルー
「もう何もない!」という時でも、ケチャップ、中濃ソース、固形コンソメの3つがあれば、
即席のなんちゃってルーが完成します。
おすすめの比率は以下のとおり。
調味料 | 分量の目安(2人前) |
---|---|
ケチャップ | 大さじ2 |
中濃ソース | 小さじ2 |
固形コンソメ | 1個 |
すべてを加えて煮込むと、深みのある甘辛い味に仕上がります。
もしこれだけではコクが足りないと感じた場合は、牛乳やバターを少し加えるとさらに美味しくなります。
これだけで「ルーが足りなかった」とは思えないほどの仕上がりになります!
めんつゆ+みそで和風だしカレー風味に
冷蔵庫の奥にめんつゆや味噌が残っていませんか?
それがあれば、和風テイストの美味しいカレーがサクッと作れます。
この組み合わせの魅力は、だしの風味と深いコクが自然に加わること。
目安としては、味噌小さじ1+めんつゆ小さじ2。
これだけでカレーがまるで「料亭の和風カレー」のような味に早変わりします。
めんつゆのだし成分が、足りないルーの“出汁感”をカバーしてくれ、
味噌は塩気とコクを同時にプラスしてくれる名脇役です。
少しの工夫でまったく違う味わいの一皿になりますよ。
砂糖としょうゆで家庭風カレーに近づける
意外かもしれませんが、砂糖としょうゆのコンビもカレーの応急処置に有効です。
砂糖は甘みとコク、しょうゆは塩味と旨味をプラスしてくれるので、
ルーが少ない時の味の物足りなさを簡単に補ってくれます。
目安は、砂糖小さじ1/2〜1、しょうゆ小さじ1。
入れすぎると「すき焼き味」になってしまうので、少しずつ加えるのがポイントです。
この方法は、特に甘口カレーを好むお子さんにもおすすめ。
家庭の味がしっかり感じられて、「これもアリかも」と思える仕上がりになります。
インスタントスープの素も使える!
もしキッチンの奥にインスタントのコンソメスープやコーンスープの素があれば、それもルーの代用になります。
特におすすめはオニオンスープ系の素。
玉ねぎの甘みと旨味が、カレーの味にしっかりなじんでくれます。
作り方は簡単で、スープの素1袋を少量のお湯で溶いてカレーに加えるだけ。
これでルーの不足による「水っぽさ」がぐっと解消されます。
甘めが好みならコーンスープの素を入れてもOK。
意外と合うので、試してみる価値アリです。
スパイス感が欲しい時は七味唐辛子も活躍
スパイス系が家にない場合でも、七味唐辛子や一味唐辛子が使えます。
これらは日本料理のイメージがありますが、辛味と香ばしさをプラスするスパイスとして十分活躍してくれます。
カレー1杯分につき七味唐辛子ならひとふり〜ふたふり程度。
ただし、入れすぎると辛くなりすぎるので注意してください。
この方法は、特に「ちょっとパンチが足りない」と感じたときにぴったり。
香りのアクセントとして優秀な選択肢です。
ルーが少ないなら「アレンジ」で乗り切る!

カレーうどんで伸ばして食べるアイデア
カレーの量が足りないなら、白ご飯を使わず、うどんにかけるのもおすすめです。
出汁や水を加えて、ややスープ状にしてから、茹でたうどんにかけるだけ。
ルーが少なくてもボリューム満点に見えますし、汁気でごまかしやすいのがポイント。
さらに、ネギや卵をトッピングすれば立派な一品料理になります。
冷蔵庫の残り物活用にも最適です!
スープカレー風に水を足して楽しむ
あえて水を加えて「スープカレー風」に仕上げるという手もあります。
この方法は、ルーの量が少ないのを前向きなアレンジとして活かすのがコツ。
具材をゴロゴロにして存在感を出し、
薄めのルーをスープとして楽しめば、まるでカフェ風のカレーに早変わり!
パンと合わせたり、ナンと組み合わせてもおしゃれに見えますよ。
カレー炒飯にして全体をなじませる
余ったカレーをご飯と炒めてカレー炒飯にするのも簡単です。
ルーが少なくても、全体を炒めて味を絡めることでちょうどいいバランスになります。
卵や冷凍野菜を加えて炒めるだけで、食べ応えのある一品料理に。
香ばしくて食欲をそそる仕上がりになるので、家族にも喜ばれます!
トッピングでごまかす(チーズ・卵・福神漬け)
「カレーの量は少ないけどなんとかしたい…」というときは、
トッピングでボリュームや満足感を補いましょう。
おすすめは以下のとおり。
- とろけるチーズ:コクととろみを追加
- 半熟卵・目玉焼き:ボリュームアップ&味変
- 福神漬け・らっきょう:味にアクセント
特にチーズはカレーの濃さを補ってくれる優秀アイテムです。
見た目も豪華になって、手抜き感ゼロに見えますよ。
あえて「具だくさん」でルーの薄さをカバー
最後のアイデアは、具材で勝負すること。
ルーが少ない分、野菜や肉を多めに入れることで「食べ応え重視」に変えるのです。
おすすめ具材は、
・じゃがいも
・にんじん
・しめじやエリンギなどのきのこ類
・ウインナーやベーコン
具材の旨味がスープに出るので、ルーが少なくても自然な味わいになります。
次から困らない!カレー非常用ストックアイデア

粉末カレー・カレー粉を常備しておく
「またルーが足りない!」という事態を防ぐためには、粉末タイプのカレー粉やスパイスのストックが非常に有効です。
カレー粉は小瓶で長期間保存でき、ちょっとした応急処置から、
本格的なスパイスカレーまで対応可能。
おすすめはS&Bの赤缶カレー粉。
スーパーなどでも手に入りやすく、
一缶あれば半年以上もちます。
カレー粉は味付けだけでなく、
チャーハンや炒め物、スープにも使える万能選手なので、
「カレーのためだけに買うのはもったいない」とは思わなくて大丈夫です。
インスタントのレトルトカレーを一緒に保存
いざという時のために、レトルトカレーを1〜2袋ストックしておくのも賢いやり方。
例えば、「ルーが足りないけど、今さら買いに行けない!」という場面でも、
レトルトカレーを足して一緒に煮込めば、味も自然になじみます。
特におすすめなのは、レトルトのキーマカレーや野菜カレー。
汁気が少なくて混ざりやすいため、カレーの量増しには最適です。
また、災害用の備蓄品としても優秀なので、非常時にも使えて一石二鳥です。
ルーは冷凍しておくと便利
意外と知られていませんが、使いかけのカレールーは冷凍保存が可能です。
個包装になっていないルーは、使いかけをラップに包んで、
ジップ付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
これで約1〜2ヶ月は品質を保てます。
冷凍する際は、ルー1かけごとに分けておくと使いやすくなります。
解凍も簡単で、煮込み中の鍋にそのまま投入OK。
冷凍庫にちょっとだけ残しておくと、いざという時に大助かりです。
少量使い用にルーを小分けしておく方法
市販のルーは大きなブロックになっているものが多く、
「ちょっとだけ使いたい」という時には扱いにくいですよね。
そこでおすすめなのが、あらかじめカレールーを包丁で小さくカットして保存しておく方法。
例えば1ブロックを4等分にしておけば、
「今日は1人分だけ作りたい」という時にも無駄なく使えます。
切るときは、ラップをかけて電子レンジで5〜10秒加熱して柔らかくすると安全です。
この一工夫で、ルーのムダ使いを防ぎつつ、管理も簡単になります。
「買い忘れ防止リスト」を作っておくのが正解
最後のストック術は、「買い忘れ防止リスト」の活用です。
カレーは定期的に作る料理だからこそ、
「ルーがあるかチェックしてから買い物する」習慣が大事です。
冷蔵庫やキッチンに「カレーセットチェックリスト」を貼っておくのもおすすめ
- カレールーの残量
- カレー粉の在庫
- レトルトカレーのストック
- 玉ねぎ・じゃがいも・にんじんの有無
これだけで、カレーを作ろうとした時に慌てることが激減します。
慣れてきたらスマホのメモアプリに登録しておくのも便利ですよ!
まとめ
カレールーが足りない時って、本当に焦りますよね。
でも、冷蔵庫や棚の中にあるものだけでサクッと応急処置ができる方法は意外とたくさんあります。
ケチャップやソース、コンソメ、味噌などの調味料で味を整えたり、
片栗粉や小麦粉でとろみを補ったりすれば、
「足りない感」を感じさせない美味しいカレーが完成します。
さらに、スープカレー風やカレーうどん、炒飯などにアレンジすることで、
ルーが少なくてもボリューム満点の一皿に!
そして、次から困らないように
「ちょい足しスパイス」「レトルトストック」「冷凍保存」などの備えも大切です。
これで、カレールーが足りない時でも、もう慌てることはありませんね!