梅雨が近づくと、「なんとなく体が重い」「眠いのに寝た気がしない」「気分が晴れない」……
そんな不調を感じる方も多いのではないでしょうか?
この時期特有の気圧・湿度・日照不足などが、
体や心にじわじわと影響を与えているのです。
この記事では、梅雨に体調を崩しやすい原因をわかりやすく解説しながら、
すぐに実践できる対策を【食事・生活・住まい・心の整え方】などに分けてご紹介します。
「自分に合った梅雨対策を知りたい!」という方にピッタリの内容です。
ぜひ最後まで読んで、ジメジメの季節を健やかに乗り切るヒントを手に入れてくださいね!
梅雨に体調を崩すのはなぜ?その原因を徹底解説

気圧の変化が体に与える影響とは?
梅雨の時期になると、なんだか体がだるく感じたり、頭が重かったりしませんか?
それ、実は気圧の変化が関係しているかもしれません。
雨の日が続くと、低気圧の状態が続きます。
この低気圧は、体にかかる外からの圧力が少なくなることで、
自律神経が乱れやすくなるのです。
特に、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 眠気
などの症状が出やすくなります。
また、気圧が下がることで、血管が広がりやすくなるため、
血流の流れが悪くなり、脳への酸素供給がスムーズにいかなくなることも
だるさや頭痛の原因になります。
さらに、梅雨は気温も上下しやすく、寒暖差が大きくなることも。
これも体にとってはストレスとなり、体調を崩す引き金になります。
つまり、梅雨の不調は「気のせい」ではなく、
気圧と気温の変化という“環境ストレス”が原因となっているのです。
だからこそ、自分の体のサインに耳を傾けることが大切。
「最近なんとなく体が重いな…」と思ったら、
それは体からのSOSのサインかもしれません。
湿度が高いと起きやすい体のトラブル
梅雨といえば、ジメジメとした湿気も悩みの種ですね。
この高い湿度も、体調不良を引き起こす一因です。
まず、湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくくなります。
その結果、体温調節がうまくいかず、体に熱がこもりやすくなります。
また、湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすくなるため、
アレルギー体質の方はくしゃみや鼻水、皮膚のかゆみといった
トラブルが起きやすくなります。
室内で過ごす時間が長くなる梅雨の時期に、
カーペットやクッション、エアコンの内部に
カビやダニが潜んでいることも…!
さらに、湿度が高いと消化機能が落ちやすいとも言われています。
胃腸の働きが弱まり、食欲不振や腹部の張りなどが起きやすくなるんです。
湿度の高さは「目に見えない体の負担」。
なんとなく調子が悪いと感じたら、
まずは部屋の湿度管理(理想は50〜60%)を意識してみましょう。
自律神経が乱れる理由とは?
自律神経は、体温調整・内臓の働き・ホルモンバランスなど
私たちの体のあらゆる機能をコントロールする大切な神経です。
梅雨の時期は、
- 気温差
- 気圧の変化
- 日照時間の短さ
- 運動不足
といった環境変化が一気にやってきます。
これらがストレスとなって、自律神経が乱れやすくなるのです。
特に、低気圧が続くと副交感神経が優位になります。
すると、体がリラックスモードになりすぎてしまい、
「だるさ」「眠気」「集中力の低下」などが現れやすくなります。
また、自律神経のバランスが崩れると
胃腸の不調やイライラ感、朝起きにくくなるなど、
日常生活に影響が出てしまうことも。
自律神経の乱れは、目に見えないけれど、確実に体を疲れさせる原因です。
だからこそ、梅雨時期にはいつも以上に「休養」と「リズム」を意識しましょう。
梅雨に多い「隠れ脱水」のリスク
「雨ばかりでそんなに汗かかないし、脱水なんて無縁でしょ」
…と思っていませんか?
実は、梅雨には“隠れ脱水”が増える傾向があるんです。
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、
体の中に熱と水分がこもったままになってしまいます。
また、気温が高くない分、水分補給を意識しづらいため、
知らず知らずのうちに水分が不足してしまうのです。
さらに、コーヒーやお茶ばかり飲んでいる人は注意。
これらには利尿作用があり、余計に水分を排出してしまうことがあります。
隠れ脱水が進むと、
- 頭がボーッとする
- めまい
- 疲れが取れない
といった症状が出てきます。
水分補給はこまめに、少しずつが基本。
一気に飲まずに、1日を通してバランスよく摂ることがポイントです。
おすすめは、常温の水や麦茶、ミネラル入りの飲料。
ジュースや甘い炭酸飲料は避けましょう。
気分が落ち込む原因は“日照不足”だった?
梅雨に気分が落ち込みやすいのは、日照不足が大きな原因です。
太陽の光を浴びると、体内で「セロトニン」という幸せホルモンが分泌されます。
このホルモンは、気分の安定や睡眠の質にも深く関係しているんです。
しかし、雨や曇りの日が続くと、
セロトニンの分泌が減り、心が不安定になりやすくなります。
「やる気が出ない」
「なんとなく気分が沈む」
「眠れない、または寝すぎてしまう」
こうした症状が出やすくなるのは、脳内ホルモンのバランスが崩れているサインかもしれません。
おすすめは、朝起きたらカーテンを開けて自然光を浴びること。
曇っていても光は入ってくるので、光を感じるだけでも体内時計はリセットされます。
また、日中に少しでも散歩に出かけたり、
窓際で過ごす時間を作るのも効果的です。
食事で整える!梅雨を乗り切る栄養とおすすめ食材

自律神経を整える栄養素とは?
梅雨時の体調不良を軽減するには、食事からのサポートもとても重要です。
中でも、自律神経を整えるには以下のような特定の栄養素を意識して取りたいところ。
- ビタミンB群:エネルギー代謝をサポートし、神経の働きを安定させます。
→ 豚肉、納豆、玄米、卵などに多く含まれます。 - マグネシウム:神経の興奮を抑え、気分の安定に役立ちます。
→ アーモンド、バナナ、ほうれん草、海藻などがおすすめ。 - トリプトファン:幸せホルモン「セロトニン」の原料になるアミノ酸。
→ 大豆製品、乳製品、バナナに多く含まれます。
これらを毎日少しずつ摂ることで、
自律神経のバランスを崩しにくい体を作ることができます。
特に忙しい朝こそ、納豆ご飯+味噌汁+卵焼きといった
シンプルな和朝食が効果的。
腸内環境も整い、梅雨の不調を“内側から整える”ことが可能です。
気圧に負けない「抗ストレス食材」
梅雨時は、気圧の影響でストレスを感じやすくなります。
そんな時は、体の中からストレスに負けない力をつける食材を意識して取り入れましょう。
おすすめの抗ストレス食材は以下の通り。
- ブロッコリー:ビタミンCが豊富で、ストレス耐性を高める。
- サーモン:オメガ3脂肪酸で脳の働きをサポート。
- キウイフルーツ:ビタミンCと食物繊維がたっぷり。
- 豆腐・納豆などの大豆製品:セロトニンの分泌を助ける。
- 鶏むね肉:ストレスホルモンを抑えるタンパク質が豊富。
これらの食材は、日々の食事に取り入れやすいものばかり。
例えば、ブロッコリーとサーモンの蒸し物にポン酢をかけるだけでも、
簡単に“抗ストレスごはん”が完成します。
ストレスに強くなる体づくりには、バランスの良い食事が欠かせません。
「なんとなくイライラする」「寝つきが悪い」と感じたら、
ぜひ一度食生活を見直してみてください。
疲れがとれない時におすすめの食べ物
梅雨時は、いつもより疲れが溜まりやすい季節。
そんな時には「回復力のある食材」を取り入れることが大切です。
【疲労回復に効くおすすめ食材】
食材 | 効果 |
---|---|
豚肉 | ビタミンB1でエネルギー回復を助ける |
うなぎ | 疲労回復+夏バテ予防にぴったり |
梅干し | クエン酸で体内の疲れ物質を分解 |
にんにく | アリシンがスタミナをサポート |
小松菜 | 鉄分補給で貧血予防にも◎ |
これらは、毎日の食卓にちょっと加えるだけでも効果的です。
例えば「豚肉と小松菜のにんにく炒め」などは、
食欲がない日でも食べやすく、疲れた体をサポートしてくれます。
さらに、梅干しはおにぎりやお茶漬けに使うだけでもOK。
昔ながらの知恵が、今でも役立つ食べ物なんですね。
梅雨に積極的に摂りたい飲み物とは?
梅雨は汗が蒸発しにくく、体に水分がこもりやすくなる季節。
それでも水分補給は非常に大切です。
ただし、「冷たいジュースをがぶ飲み」はNG。
体を冷やし、逆に消化機能を弱めてしまうこともあります。
【おすすめの飲み物】
- 常温の水:体を冷やさず、吸収もスムーズ。
- 麦茶:カフェインゼロで胃にも優しい。
- 白湯:体を内側から温めてくれる。
- 梅昆布茶:ミネラル補給+疲労回復に◎。
- しょうが湯:冷えを感じる日におすすめ。
特に朝起きたら白湯をコップ一杯飲むのは効果的。
腸が温まり、1日をスッキリ始めることができます。
水分補給は、「喉が渇いた」と感じる前にこまめにがポイント。
スマホのリマインダーを活用するのもおすすめです!
コンビニでも買える!梅雨向け簡単お助け食材
「忙しくて料理する時間がない…」
そんな時でも、コンビニをうまく使えば梅雨の体調対策ができます。
【おすすめコンビニ食材】
- ゆで卵:タンパク質&ビタミンB群が手軽に摂れる。
- 納豆巻き・玄米おにぎり:エネルギー+自律神経ケア。
- 豆乳ドリンク:イソフラボンでホルモンバランスをサポート。
- カットフルーツ(バナナやキウイ):ビタミンCとマグネシウム補給に。
- ヨーグルト:腸内環境を整えて免疫力アップ。
特にバナナ+ヨーグルトは、朝食代わりにもピッタリの組み合わせ。
「コンビニ=ジャンクフード」ではありません。
選び方次第で、体に優しいメニューはちゃんと揃っています。
疲れやすい時期だからこそ、無理をせず、便利なものを上手に活用していきましょう!
梅雨時の心と体を整える生活習慣のコツ

朝の光を味方にする「起床リズム」
梅雨の朝は、外が暗くてなんとなく起きづらいですよね。
でも、そんな日こそ意識したいのが「朝の光を浴びる習慣」です。
人の体には体内時計(サーカディアンリズム)があり、
朝の光を浴びることで自律神経のスイッチがONになります。
梅雨で日差しが少ない日も、カーテンを開けて自然光を取り入れるだけでも効果はあります。
外が暗い場合は、部屋の照明を早めにつけて体を“朝モード”にするのもおすすめ。
特に重要なのは「起きる時間を毎日なるべく一定にする」こと。
週末だけ寝坊をするとリズムが乱れやすくなります。
朝におすすめの行動
- カーテンを開けて自然光を浴びる
- 白湯を一杯飲んで胃腸を目覚めさせる
- 軽くストレッチして血流を促す
これだけで、梅雨特有のだるさや重さが少しずつ改善されていきます。
「朝のスタート」がその日の体調を左右すると言っても過言ではありません。
毎日の「朝習慣」を少し見直すだけで、体も心もリフレッシュできます。
湿度コントロールで快適に眠る工夫
梅雨の時期は、寝苦しさが続いて睡眠の質が落ちがちです。
それを解消するには、部屋の湿度と寝具環境の見直しがポイントです。
まず、寝室の理想的な湿度は50〜60%。
湿度が高すぎると寝汗が蒸発せず、体温調整がうまくいかなくなります。
寝る前にできる対策としては
- 除湿機やエアコンのドライ機能を活用する
- 扇風機を壁に向けて回すと空気の流れが生まれて快適
- 布団はこまめに乾燥させる(布団乾燥機も便利)
さらに、寝具の素材にも注目を。
コットンやリネンなどの通気性が良い素材を使うだけで、蒸れを感じにくくなります。
また、寝る前のスマホやカフェインの摂取も避けると、
眠りの質がぐっと改善されます。
寝苦しさで疲れが取れないと、翌日の体調や気分に直結します。
少しの工夫で快眠環境は作れますので、できることから始めてみましょう。
運動不足を防ぐ!室内でできる簡単エクササイズ
雨が続くと外に出る機会が減り、どうしても運動不足になりがちです。
でも、だからといって体を動かさないと、血流が悪くなり、だるさが増す原因に…。
そこでおすすめなのが、室内でできる簡単エクササイズです。
道具いらずで手軽にできて、自律神経のバランスも整いやすくなります。
【1日5分から始める室内運動の例】
- スクワット10回×2セット
- ラジオ体操第1を動画で見る
- ヨガの「猫のポーズ」や「チャイルドポーズ」
- 腕回し・肩甲骨ストレッチ
- その場で足踏み1分×3回
特におすすめなのは朝や夕方の軽いストレッチ。
筋肉をほぐすことで、血の巡りが良くなり、心も前向きになっていきます。
「運動=しんどい」と思わず、
“リラックスのための体のケア”として取り入れてみてください。
毎日少しずつでも動くことで、
梅雨のモヤモヤを晴らす手助けになるはずです。
気分が沈んだ時に試したいメンタルケア
梅雨はどうしても、気分が落ち込みやすくなる時期です。
そんなときは、自分の心に優しくする時間を持つことが大切です。
おすすめのメンタルケア方法
- 好きな香りのアロマを焚く(ラベンダーやオレンジ)
- 軽い読書や音楽で“非日常”を味わう
- 「今日よかったこと」を1つだけノートに書く
- 1日1回、自分を褒める習慣をつくる
- スマホやSNSから少し距離を取る時間を作る
特におすすめなのが「感謝日記」です。
ほんの小さなことでOKなので、“ポジティブなことに目を向ける”だけでも、
脳が少しずつ前向きに変化していきます。
また、雨音をBGMにしてぼーっとするのも心のリセットに◎。
大事なのは、無理に元気になろうとしないこと。
「少し疲れてるな」「休みたいな」と感じたら、
心にも“雨宿り”の時間を与えてあげましょう。
雨の日でも気分を上げるルーティンの作り方
「雨の日はテンションが下がる…」
そんな方におすすめしたいのが、雨の日専用のルーティンを作ること。
例えば
- お気に入りの傘やレインコートを使う日と決める
- 雨の日は“ご褒美スイーツの日”にする
- 雨音を聞きながら読む本を1冊決めておく
- 雨の日はキャンドルを灯してリラックスタイム
- お気に入りのカフェミュージックを流す
“雨=憂うつ”というイメージを変えることで、
気分は驚くほど軽くなることがあります。
「雨だからこそできる楽しみ」を用意することで、
気持ちの切り替えがスムーズになり、梅雨の憂うつ感も軽減。
自分に合った“雨の日ルール”を作ってみると、
梅雨の暮らしがちょっとだけ楽しくなるはずです。
梅雨に強くなる!快適な住環境の作り方

除湿機・サーキュレーターの効果的な使い方
梅雨のジメジメ対策に欠かせないのが、除湿機とサーキュレーターです。
ただ置いているだけでは、その効果を十分に発揮できていないことも…。
除湿機を使うコツは、
- 閉め切った部屋で使用すること(窓を開けると湿気が入って逆効果)
- 朝や夜など湿度が上がりやすい時間帯に使う
- 洗濯物の真下に設置し、風が当たるようにする
特に部屋干しする時は、除湿機+サーキュレーターの合わせ技が最強です!
サーキュレーターを使うときのポイント
- 風を直接当てるのではなく、空気を循環させるように角度をつける
- 壁に向けて風を当てることで部屋全体の空気が混ざりやすくなる
これだけで、部屋の湿気を効率よく除去でき、
カビやダニの発生リスクも大きく減らせます。
除湿と風の力をうまく使えば、
ジメジメがちな部屋でも快適さがぐんとアップしますよ。
カビ・ダニ対策の基本と掃除のコツ
梅雨の住環境で最も気をつけたいのが、カビとダニの繁殖です。
特に布団やカーペット、浴室などは湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい場所です。
【カビ・ダニ対策の基本ルール】
- 湿度を60%以下に保つ(除湿機・エアコンの活用)
- 週に1回は布団を乾燥させる(布団乾燥機や晴れ間の外干し)
- 掃除機はカーペットや布団も含めて丁寧にかける
- 浴室は最後に冷水をかけて湿気を逃がす習慣をつける
また、エアコンのフィルター掃除も忘れずに!
カビの温床になりやすく、空気中に胞子をまき散らしてしまう危険もあります。
簡単にできる習慣として、
毎朝、窓を5〜10分開けて空気を入れ替えるだけでも効果があります。
カビやダニは見えにくい敵ですが、
環境が整えば防ぐことは十分可能です。
気になるところから少しずつでも、“湿気リセット”していきましょう。
雨の日でも洗濯物を気持ちよく乾かす方法
梅雨の悩みトップ3に入るのが、「洗濯物が乾かない問題」ではないでしょうか。
でも、ちょっとした工夫で雨の日でもスッキリ乾かすことができます。
【おすすめの部屋干しテクニック】
- ピンチハンガーは“アーチ型”に干すと風が通りやすくなる
- 大きなもの(バスタオル)は外側、小さなものは内側に干す
- 除湿機は下向き風、サーキュレーターは横風がベスト
- 洗濯物の下に新聞紙や除湿シートを敷くと湿気を吸ってくれる
- 生乾き臭が気になる時は、重曹やクエン酸入り洗剤を使う
洗濯物の間隔をこぶし1つ分あけるだけでも、
風通しが良くなって乾きがぐっと早くなります。
また、「部屋干し用洗剤」を使えば、臭い対策もバッチリ。
気持ちの良い洗濯ができると、気分もぐっと上がりますよ。
アロマで部屋の空気をリフレッシュ
梅雨の部屋は、湿気やこもった空気で「なんとなく重たい」感じがしませんか?
そんな時はアロマの力を使って空気をリセットしてみましょう。
おすすめのアロマ
- ティーツリー:抗菌・抗ウイルス効果あり
- レモングラス:空気をシャキッと爽やかに
- ユーカリ:鼻の通りが良くなり、リラックス効果も
- ラベンダー:安眠・ストレス軽減に最適
- オレンジスイート:気分が晴れやかに!
ディフューザーがない場合でも、
ハンカチやティッシュに1滴垂らして部屋に置くだけでもOKです。
また、アロマスプレーを作って、カーテンやソファにシュッとするのも手軽でおすすめ。
香りの力は、空間の空気だけでなく、気分そのものも軽くしてくれます。
「におい」は心に直接届くリラックスのスイッチ。
ジメジメした部屋に、お気に入りの香りを取り入れて、
“空気の質”を気持ちよく変えていきましょう。
室内に緑を取り入れてリラックス空間を演出
植物には、空気をきれいにする力だけでなく、気持ちを落ち着かせる効果もあります。
梅雨で外出が減るこの時期だからこそ、室内に“緑”を取り入れることが大きな癒しになります。
【梅雨におすすめの観葉植物】
- サンスベリア:空気清浄効果が高く、お手入れも簡単
- ポトス:耐湿性があり、吊るして飾るとおしゃれ
- アイビー:窓辺や棚上にも映える万能タイプ
- シダ系植物:湿度が好きなので梅雨にぴったり
- テーブルヤシ:癒し効果が高く、省スペースでも育てられる
どれも手間がかからず、初心者でも育てやすい植物ばかりです。
植物を置くことで、部屋の雰囲気がぐんと明るくなり、空間に自然なリズムが生まれます。
さらに、植物は空気中の余分な水分を吸ってくれるという利点も!
「お部屋の中に、ちいさな自然を。」
そんな気持ちで植物を1つ迎えるだけでも、
気持ちが落ち着き、梅雨のモヤモヤを和らげることができますよ。
今からできる!梅雨に向けた体調管理の準備術

梅雨前から始める腸内環境の整え方
実は「腸内環境が整っている人ほど、梅雨にも強い」って知っていましたか?
腸は体の免疫力の約70%を担っていると言われ、
梅雨の不調にも大きく関わっているんです。
腸内環境が乱れると、
- 便秘や下痢
- 疲れが取れにくい
- 肌荒れ
- 気分の落ち込み
といったトラブルが現れやすくなります。
【腸内環境を整えるポイント】
- 発酵食品を毎日1品以上取り入れる(ヨーグルト・味噌・納豆・ぬか漬けなど)
- 食物繊維をしっかり摂る(野菜・海藻・きのこ・大豆)
- 水分はこまめに摂取する(常温がおすすめ)
- 暴飲暴食を避けて、腹八分目に抑える
さらに、睡眠不足やストレスも腸に悪影響を与えるため、
生活全体を整えることも大切です。
腸が元気になると、気分も前向きに!免疫力もアップ!
毎日の食事で、今から少しずつ“腸活”を意識していきましょう。
天気アプリを活用した体調管理術
気圧や天気の変化によって体調が左右される人は、
“気象情報”を事前にチェックして備えることがとても効果的です。
最近では、気圧の変化を予測して体調アドバイスをしてくれるアプリもたくさん登場しています。
【おすすめの使い方】
- 朝・夜にその日の気圧変動を確認する習慣をつける
- 気圧が下がる日は早めに休養モードに切り替える
- “気象痛”の傾向を記録することで、自分のパターンがわかるようになる
- 雨の日は予定を詰めすぎないよう、ゆとりを持った行動を意識する
特に人気のアプリには
- 頭痛ーる(ズツール)
- ウェザーニュース
- tenki.jp
などがあります。
気象の変化に“受け身”にならず、「備える」姿勢を持つだけで、心にも余裕が生まれます。
自分の体調と天気のリズムを知ることは、最大のセルフケアにつながりますよ。
季節の変わり目に合わせた服装の選び方
梅雨時は、朝晩で気温がガラッと変わったり、
雨の影響で体が冷えやすくなったりします。
そこで重要なのが、「体温調節しやすい服装」を選ぶことです。
【ポイントは3つの“はさむ”】
- 温度差を“はさむ”重ね着スタイル(カーディガンやシャツを1枚)
- 冷気や湿気から体を“はさむ”インナー選び(吸湿速乾タイプ)
- 靴や靴下で足元の冷えを“はさむ”対策(防水スニーカーや厚手靴下)
特に注意したいのは首・手首・足首。
ここが冷えると、全身が一気に冷えてしまうので要注意です。
また、湿気が多い日は通気性のいい素材(リネン・コットン)を選ぶと快適に過ごせます。
服装1つで、体のストレスはかなり変わります。
“着るセルフケア”として、梅雨の服選びを見直してみてくださいね。
梅雨を元気に過ごすための睡眠リズム改善
梅雨の夜は「寝つきが悪い」「眠りが浅い」など、
睡眠の質が下がりがちになります。
睡眠リズムを整えることは、梅雨の不調を防ぐ最も効果的な方法のひとつです。
【睡眠の質を上げるためのヒント】
- 寝る前にスマホを見ない(ブルーライトが脳を覚醒)
- 寝室は22〜24℃、湿度50〜60%に保つ
- 寝る1時間前にぬるめのお風呂に入る(38~40℃)
- アロマやヒーリング音楽でリラックスモードを演出
- 就寝・起床の時間を一定に保つ(休日も同じ時間が理想)
特に“寝る直前まで明るい画面を見続ける”ことは、
眠りの質を大きく下げるNG習慣なので注意しましょう。
質のいい睡眠は、ホルモンの分泌、自律神経のバランス、免疫力にすべて関わっています。
「朝すっきり起きられない…」と感じている方は、
まずは寝る前1時間の過ごし方を見直してみてください。
ストレスをためないための「やらないことリスト」
梅雨の時期は、頑張りすぎると心も体も疲弊しやすくなります。
そんなときは、「やることリスト」ではなく、“やらないことリスト”を作るのがポイント。
【例:梅雨の「やらないことリスト」】
- 無理に外出しない
- 頑張りすぎない(“8割主義”でOK)
- 気分が乗らない日は家事を完璧にしない
- SNSを見すぎない
- 疲れているときは予定をドタキャンしてもいいと決める
“やらない”を意識することで、心が自然と軽くなります。
また、「これは今の私には必要ない」と手放すことで、
余計なストレスを溜めずに済むようになります。
やらないことで整う自分もある。
それを認めてあげることが、梅雨の体調管理には何より大切です。
自分に優しく、ゆるく過ごすことが、梅雨を乗り切る最短ルートなのです。
まとめ
梅雨の季節は、私たちの体にも心にも見えないストレスを与える時期です。
湿度や気圧の変化、日照不足など、さまざまな要因が重なることで、
「なんとなく体が重い」「やる気が出ない」といった不調が起こりやすくなります。
ですが、今回ご紹介したように
- 原因を知ること
- 食事や生活習慣を少しだけ見直すこと
- 快適な住まいを整えること
- 自分をゆるめる心の余裕を持つこと
これらを意識するだけで、梅雨はもっと快適に過ごせるようになります。
大切なのは、「がんばりすぎない」こと。
体も心もゆるやかに整えていくことで、
ジメジメの季節も、健やかに・穏やかに乗り越えられるようになります。
あなた自身の“ちょうどよい梅雨対策”を見つけて、心地よい毎日をお過ごしください。